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文献詳細

雑誌文献

臨床検査44巻11号

2000年10月発行

特集 細胞診―21世紀への展望

第4章 判定の実際

7.乳腺:穿刺細胞診と剥離細胞診の違い

著者: 藤井雅彦1

所属機関: 1杏林大学保健学部病理学教室

ページ範囲:P.1299 - P.1301

文献概要

はじめに
 乳腺領域の細胞診としては,穿刺吸引細胞診,乳頭分泌細胞診,Paget病の診断に有用な乳頭表皮からの擦過細胞診,および乳房温存術の普及とともにさかんになった乳腺切除材料の断端細胞診などが挙げられる.
 穿刺吸引細胞診は乳房内の腫瘤やしこりに直接細い針を挿入して細胞材料を採取する方法で,手技が簡単で組織に与える侵襲も少なく,比較的良好な成績が得られることより,現在では乳腺領域の極めて有力な診断法となっている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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