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特集 細胞診―21世紀への展望 第4章 判定の実際
17.子宮頸部:ベセスダシステムの評価―ASOUS,AGUSを中心に
著者: 福田耕一1 内山倫子1
所属機関: 1佐賀医科大学産婦人科
ページ範囲:P.1339 - P.1342
文献購入ページに移動1987年に起こったPapanicolaouスキャンダルに対して1988年,米国Bethesda (Maryland州)のNIC(National Cancer Institute)がスポンサーとなり細胞病理学の専門家より成る腟・頸部細胞診断学の精度管理に関する第1回会議が開催され1988 TBSとして公表された.さらに改訂版が1991 TBSとして公表されるに及び,米国においてはTBSが細胞診断報告様式としてしだいに定着しつつある1).TBSはわが国で採用されていないこともあり,細胞病理学に携わる人においてさえもTBSに関しての情報量は乏しい.
本稿では近年注目されているASCUS, AGUSの話題を中心にTBSの今日の問題点を明らかにする.
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