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文献詳細

雑誌文献

臨床検査44巻11号

2000年10月発行

文献概要

特集 細胞診―21世紀への展望 第4章 判定の実際

18.子宮内膜:複雑型子宮内膜増殖症および複雑型子宮内膜異型増殖症

著者: 清川貴子1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学病理学講座

ページ範囲:P.1343 - P.1346

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はじめに
 わが国における子宮体癌の増加に伴いその境界病変ないしは前駆病変である広義の子宮内膜増殖症(子宮内膜増殖症と子宮内膜異型増殖症,以下内膜過形成)も増加傾向にある.1988年から老人保健法により内膜細胞診を用いた癌検診が開始されたが,この検診受診者のなかから子宮体癌(0.13%)のみならず内膜過形成(0.14%)も高い頻度で発見されている1)
 内膜過形成の組織分類は下記のごとくであるが,本稿では特に複雑型子宮内膜増殖症と複雑型子宮内膜異型増殖症の内膜擦過細胞診を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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