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類骨
著者: 堀内啓1
所属機関: 1NTT東日本関東病院病理診断科
ページ範囲:P.1417 - P.1417
文献購入ページに移動 類骨とは,骨芽細胞により形成され,骨稜の表面にある石灰化していない骨基質のことである.したがって,通常の脱灰標本では,類骨と骨を明確に区別することはできず,非脱灰標本か,類骨の特殊染色が必要である.類骨の特殊染色には吉木法がよく用いられる.この方法は通常の脱灰したパラフィン切片で染色可能であり,有用性が高い.
類骨には,多数のprotein-carbohydrate complexが含まれている.最も多いのは,1型コラーゲンである.このほかに,オステオネクチン,オステオカルシンなどのカルシウム結合性蛋白が含まれており,このため,血清中のカルシウムが類骨に沈着して石灰化し,骨が形成される.
類骨には,多数のprotein-carbohydrate complexが含まれている.最も多いのは,1型コラーゲンである.このほかに,オステオネクチン,オステオカルシンなどのカルシウム結合性蛋白が含まれており,このため,血清中のカルシウムが類骨に沈着して石灰化し,骨が形成される.
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