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血管筋脂肪腫
著者: 松嵜理1
所属機関: 1君津中央病院病理
ページ範囲:P.1454 - P.1454
文献購入ページに移動 血管筋脂肪腫は血管・平滑筋・脂肪組織から構成される良性腫瘍で,ごく少数の悪性例の報告がある.この腫瘍は大部分は腎に発生し,特に結節性硬化症では発生頻度は高く両側性多発性に認められる.そのほかに肝,肺,鼻腔などの少数例の報告がある.
臨床診断:以前は腹部腫瘤や破裂による出血などの臨床症状がないと発見されることが少なかったが,最近では他疾患の術前検査や健康診断の際に超音波やCTで発見されるものが大部分で,大きさも小さい腫瘤が多い.多発性の際には腫瘤は経過につれ大きくなり,ときに破裂することがあるので手術適応となるが,単発性の腫瘤は大きさが不変であることが多いために,臨床的に経過観察される.
臨床診断:以前は腹部腫瘤や破裂による出血などの臨床症状がないと発見されることが少なかったが,最近では他疾患の術前検査や健康診断の際に超音波やCTで発見されるものが大部分で,大きさも小さい腫瘤が多い.多発性の際には腫瘤は経過につれ大きくなり,ときに破裂することがあるので手術適応となるが,単発性の腫瘤は大きさが不変であることが多いために,臨床的に経過観察される.
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