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文献詳細

雑誌文献

臨床検査44巻11号

2000年10月発行

文献概要

ミニレビュー

増殖因子と細胞周期

著者: 後藤明輝1

所属機関: 1杏林大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.1464 - P.1464

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 多細胞生物の組織を構成する細胞の数は,細胞の増殖,静止および細胞死がバランスをとることによって,ほぼ一定に保たれている.細胞増殖を促すものとして,他の細胞が放出する増殖因子による刺激,他の細胞との接触による刺激などが挙げられる.一方,増殖する細胞は,DNA複製と細胞分裂を含む一連の細胞周期の過程を経る.これらの細胞増殖に関連する仕組みの異常は,細胞の無秩序かつ無制限な増殖につながるため,細胞の癌化と関連が深い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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