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文献詳細

雑誌文献

臨床検査44巻13号

2000年12月発行

文献概要

今月の主題 血管新生 各論

血管新生抑制因子

著者: 中川和憲1 居石克夫1

所属機関: 1九州大学大学院医学系研究院病理病態学領域

ページ範囲:P.1627 - P.1633

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 トロンボスポンジン,血管新生抑制性CXCケモカイン,セルピン,癌抑制遺伝子,さらには特定の既知蛋白の分解によって生じる分子内断片は,具体的機序が不明なものも多いが,強力な血管新生抑制活性を有する.これらの作用の一部は,増殖因子の作用修飾や内皮細胞の増殖遊走阻止やアポトーシスの誘導などさまざまな機序で血管新生を抑制することが判明し,今後新生血管病の有効な治療法の開発につながると期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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