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文献概要
シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Technology編
DNAチップ/アレイテクノロジー
著者: 堤修一1 油谷浩幸1
所属機関: 1東京大学先端科学技術研究センターゲノムサイエンス部門
ページ範囲:P.1649 - P.1657
文献購入ページに移動ゲノムプロジェクトの進展によりヒトゲノム塩基配列の決定が迫ってきている.これに伴い,およそ10万と予想されるヒト遺伝子の機能解析がポストゲノムの大きな課題となっている.同時に,少量の検体から多種の遺伝子の発現状態を総括して処理する技術として開発されてきたのがDNAチップである.
DNAチップとは,DNAをある程度限られた面積のシリコンやガラスの基板上にはりつけたものである.これらDNAチップにより得られる遺伝子発現情報により,癌の分類,薬物応答性の予測などへの応用が試みられているほか,SNPsなどのDNAタイピングなどにも試用され始めている.
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