文献詳細
文献概要
コーヒブレイク
奥の細道
著者: 屋形稔1
所属機関: 1新潟大学
ページ範囲:P.1673 - P.1673
文献購入ページに移動 芭蕉の紀行文の‘奥の細道’という題名は一地方をのみ指すものでなく,晩年辺土みちのくに深くわけ入って細々と続いた旅路の回想を指したのであろうと言われる.顧りみて私の臨床検査の道も定年を迎えるまでの大学での修業は一応大道を歩いた観がある.しかしそのあとに続く10年はまさに奥の細道を歩いた感があるが,それはそれで味わい深いものがある.
数年間身をおいた老人病院は500床くらいあったが,そこの小検査室を併せ指導したことがある.大学検査室と違って多様な仕事を数名の技師で遂行したが彼らはチームワークがよく,臨床の知識にも貧欲で検査を有効活用できるよう努力を払った.私にとって分化する検査に対する小検査室の在り方を考えるいい機会に恵まれた.
数年間身をおいた老人病院は500床くらいあったが,そこの小検査室を併せ指導したことがある.大学検査室と違って多様な仕事を数名の技師で遂行したが彼らはチームワークがよく,臨床の知識にも貧欲で検査を有効活用できるよう努力を払った.私にとって分化する検査に対する小検査室の在り方を考えるいい機会に恵まれた.
掲載誌情報