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文献詳細

雑誌文献

臨床検査44巻13号

2000年12月発行

文献概要

編集者への手紙

酵素法を用いた血清ビリルビンの測定時において混濁による妨害反応を呈した1症例

著者: 山田満廣1 河村ゆき江1 小味渕智雄1

所属機関: 1大阪赤十字病院臨床検査部臨床化学

ページ範囲:P.1681 - P.1683

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1.はじめに
 当院では日常の血清ビリルビン測定法として,特異性ならびに低値域の再現性に優れたビリルビンオキシダーゼ(BOD)による酵素法を採用し現在に至っている.
 この間,測定法に関するなんらのトラブルもなく推移してきた.しかし最近,ある患者血清において肉眼的にはビリルビン濃度は正常であると考えられるにもかかわらず,測定値としては著明な異常高値を示す症例を経験した.今回,その原因について2,3の検討を実施したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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