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文献詳細

雑誌文献

臨床検査44巻4号

2000年04月発行

文献概要

資料

EMIT法によるジゴキシン測定に及ぼす胆汁酸の干渉

著者: 奥田優子1 難波俊二1 佐野將也1 鈴木徳二1 小島鉄巳1 時田哲男1 浦山功2

所属機関: 1東邦大学医学部附属大森病院臨床検査部 2東邦大学医学部附属大森病院臨床検査医学

ページ範囲:P.455 - P.459

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 EMIT法ジゴキシン(DGN)測定では,内因性ジゴキシン様免疫反応因子(DLIF)による干渉が知られている.われわれは,DLIFが出現した症例のうち,肝疾患患者,新生児のDLIFは胆汁酸ではないかと考え,ケノデオキシコール酸添加実験やDLIFの出現を伴った上記症例の血中総胆汁酸(TBA)を測定した.ケノデオキシコール酸添加では有意の正誤差を示し,DLIFが出現した症例のTBAはいずれも高値であったことから,DLIFと胆汁酸の関連性が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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