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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻13号

2001年12月発行

文献概要

今月の主題 検査領域でのリスク・マネジメント 総説

インシデント・レポートのあり方

著者: 山中勝1 大迫智之1 加藤充1 田中則次1 谷家恵一1 稲村幸枝1 東哲明1 川崎勝弘1 大城孟2

所属機関: 1市立貝塚病院 2おおしろクリニック

ページ範囲:P.1643 - P.1651

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 臨床検査部門のインシデント・レポートのあり方は,基本的にはすでに整備されている看護部門のそれと同じであるが,様式のあり方については,①出来事の領域分類はさらに明確にすること,②業務のプロセスとエラーの内容がわかるように構成すること,③どの程度の機械化がどの範囲まで可能なのかがわかるように構成すること,報告のあり方については,報告率の向上と高報告率の維持をめざすこと,報告事例の絶対的不足については,近隣病院中央検査部とのネットワーク化で対応することを強調した.また,同レポートを補完するために"アッ!!"良カッタ報告を提言し,その利点を述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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