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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻13号

2001年12月発行

文献概要

今月の主題 検査領域でのリスク・マネジメント 各論―リスク・マネジメントの実際 医療事故の予防と対策(1)

検体取り違えの防止

著者: 中野幸弘1

所属機関: 1宝塚市立病院中央検査室

ページ範囲:P.1653 - P.1657

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 臨床検査室においてもバーコードを利用することが一般的になってきた.近年このバーコードの国際標準が勧告され,今後統一が進むものと考えられる.しかし,バーコードが統一されても検体の取り違えや検体の破損はなくならない.この原因について,リスクの把握,リスクの分析,リスクの改善方法について検討を行ったところ,サンプリング時または検体提出時の患者(様)の認識に問題があると考えられた.現段階では作業の標準化やマニュアル化が必要不可欠であり,これらに準じて作業することでリスクを少なくするしかない.
今後は患者とサンプリング容器などを共通のシステムで管理できるようにし,検体の取り違え防止を図るシステムの開発が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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