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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻13号

2001年12月発行

文献概要

今月の主題 検査領域でのリスク・マネジメント 各論―リスク・マネジメントの実際 院内感染の予防と対策(2)

針刺し事故

著者: 森下芳孝1

所属機関: 1三重大学医学部附属病院中央検査部

ページ範囲:P.1671 - P.1675

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近年,医療現場で針刺し事故が多発しており,多くの施設では,使用針のリキャップ禁止,安全器材の導入,作業手順の見直しなどにより,管理・運営面からの事故防止対策が行われつつある.一方,感染予防としては,事故発生後の対応が迅速に行われることが重要であり,HBV,HIVなどに感染した場合の適時のフォローアップのための対応マニュアルを常備しておく必要がある.また,あらゆる血液や体液は潜在的に感染力を有する危険な感染物であり,針刺し事故やその他の鋭利器材事故すべてに対して,被災者は事故報告書を作成し,安全管理担当の専門職員に提出することが重要である.〔臨床検査 45:1671-1675,2001〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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