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今月の主題 染色体―検査と社会とのかかわり 各論
常染色体異常症候群
著者: 大橋博文1
所属機関: 1埼玉県立小児医療センター遺伝科
ページ範囲:P.138 - P.142
文献購入ページに移動 常染色体異常症は,顕微鏡下に検出可能なスケールの染色体の量的不均衡で説明する従来の概念に加え,構造異常に伴う遺伝子障害や位置効果,劣性遺伝病の顕在化,微細欠失症候群などさまざまな発症機構が解明されてきた.ゲノム解析の進展が目覚ましいなか,染色体上に位置する遺伝子の情報を睨みながら,染色体分析を行い,染色体異常の発症機序の正確な把握に努めることが,ますます重要になってきている.
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