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今月の主題 染色体―検査と社会とのかかわり 各論
造血器腫瘍の染色体異常
著者: 金子安比古1
所属機関: 1埼玉県立がんセンター病院化学療法部
ページ範囲:P.167 - P.173
文献購入ページに移動 染色体異常は急性リンパ性白血病においては表面マーカーと,急性骨髄性白血病においてはFAB分類と密接な関係があり,白血病の診断に重要である.また,白血病の染色体異常は予後因子として確立しており,既に,治療方針の選択に役立てられている.一方,染色体転座は異なる部位に位置する2つの遺伝子を融合する.寛解期患者の骨髄に残存する白血病細胞の融合遺伝子はPCR法により検出できるので,治療効果の判定に利用されている.
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