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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻6号

2001年06月発行

文献概要

今月の主題 生体リズム 総説―生体リズムの基礎と臨床

生体リズムの発現機構

著者: 橋本聡子1 本間研一1

所属機関: 1北海道大学医学研究科統合生理学講座

ページ範囲:P.579 - P.586

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 ヒトの生体リズムのなかでも最も重要なサーカディアンリズムは生物時計の駆動される内因性のリズムである.ヒトの生物時計は,視床下部視交叉上核に存在し,網膜を介する光刺激によって調節され,体温や血中ホルモンレベルに周期性を与えるサーカディアン振動体のほかに,局在は不明であるが非光因子によって調節され,主として睡眠覚醒リズムを駆動する振動体から成ると考えられている(二振動体仮説).最近,サーカディアンリズムの発現に重要な時計遺伝子が複数発見され,その機能の解明が進んでいる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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