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今月の主題 生体リズム 技術―生体リズムと臨床検査
臨床値の変動―生体成分検査
著者: 上田尚紀1
所属機関: 1山口県立中央病院
ページ範囲:P.601 - P.607
文献購入ページに移動 正確な検査データが病態を判断するときの前提であるが,生体成分の検査では測定技術以前にサンプリングの段階から測定値に影響を与える多数の因子が存在する.検査値の微妙な変化が疾病の初期徴候把握につながることが少なくない.たとえ健康人であっても加齢変化,性差,食事,体位,運動,日内変化,嗜好品(酒・煙草)などは検査値に無視できない影響を与える.これら生理的変動要因を理解し,計画的なサンプリングが重要である.
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