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文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻6号

2001年06月発行

文献概要

今月の主題 生体リズム 技術―生体リズムと臨床検査

臨床値の変動―生理機能検査

著者: 田中教雄1

所属機関: 1国立循環器病センター生理機能検査部

ページ範囲:P.608 - P.616

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 生体にはそれぞれ特有のリズムが存在し,心拍変動もそのうちの1つである.心拍変動は心臓に対する交感神経と副交感神経との相互活動のゆらぎを反映し,種々の因子によって影響される.心拍変動の解析方法には時間領域解析法と周波数領域解析法とがあり,安静時の心拍変動をスペクトル解析すると高周波成分と低周波成分と呼ばれる主要な2成分が観察される.心拍変動は生体機能の諸指標の日内変動と深いかかわりを有しその生理的意義や各種病態の評価,さらには予後の予測にまで応用されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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