文献詳細
文献概要
今月の主題 生体リズム 話題
睡眠
著者: 青木治亮1 大川匡子1
所属機関: 1滋賀医科大学精神医学講座
ページ範囲:P.632 - P.635
文献購入ページに移動1.はじめに
体温・内分泌・活動能力などヒトの生体現象の多くは24時間を通して変動している.この変動は概日リズム(サーカディアン・リズム)と呼ばれ,この周期的な現象の背景には生体時計の存在が想定されている.近年,社会生活スタイルの大きな変化から,この概日リズム機構の機能障害によって引き起こされている睡眠障害が知られるようになっている.
本稿ではヒトの概日リズムの基本的な機構とその特徴について述べ,さらに最近,注目されている概日リズム睡眠障害について述べる.
体温・内分泌・活動能力などヒトの生体現象の多くは24時間を通して変動している.この変動は概日リズム(サーカディアン・リズム)と呼ばれ,この周期的な現象の背景には生体時計の存在が想定されている.近年,社会生活スタイルの大きな変化から,この概日リズム機構の機能障害によって引き起こされている睡眠障害が知られるようになっている.
本稿ではヒトの概日リズムの基本的な機構とその特徴について述べ,さらに最近,注目されている概日リズム睡眠障害について述べる.
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