icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻7号

2001年07月発行

今月の主題 鉄銅代謝

総説

鉄代謝研究の現況

新津 洋司郎1 加藤 淳二1 小船 雅義2

1札幌医科大学医学部内科学第4講座 2札幌医科大学医学部教育研究機器センター分子医学研究部門

pp.693-698

文献概要

 この数年の間に,鉄の細胞内(生体内)への取り込み機構とその調節に関する理解が急速に進んだ.その背景には,長年捜し求められて来た鉄代謝におけるkey proteinsの遺伝子が次々とクローニングされたという事実がある.またmRNA上のiron responsive element (IRE)についても点突然変異と鉄過剰症との関係が報告された.他方,鉄イオンについてもアポトーシスシグナルにおける重要性が認識されるようになり,まさに鉄研究は一気に黎明を迎えた感がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら