icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査45巻7号

2001年07月発行

文献概要

今月の主題 鉄銅代謝 技術解説

血清フェリチン測定とその臨床的意義

著者: 内田立身1

所属機関: 1高松赤十字病院

ページ範囲:P.727 - P.732

文献購入ページに移動
 フェリチンは貯蔵鉄を構成する蛋白で,なかに鉄を含有する.血清中に微量が存在し,血清フェリチンとして測定することが可能である.測定法にはラジオイムノアッセイ,酵素抗体法などがある.血清フェリチン測定の臨床的意義は,鉄欠乏と鉄過剰の診断である.減少をみるときは鉄欠乏と考えてよいが,増加した際は鉄過剰のほか悪性腫瘍,肝障害,急性および慢性炎症の場合があり,鑑別が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?