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マクロライド耐性Helicobacter pylori
著者: 村上和成1 那須勝1
所属機関: 1大分医科大学第2内科
ページ範囲:P.770 - P.772
文献購入ページに移動1.はじめに
近年,胃十二指腸潰瘍再発とHelicobacter pylori感染との関係が明確となってきた.その除菌治療において,プロトンポンプ阻害剤(PPI)と抗菌薬2剤の3剤併用療法が確立されつつあり,少ない副作用で90%に及ぶ効果的な除菌率が得られるようになっている.しかし,そのなかにおいてクラリスロマイシン(CAM)耐性菌の出現が指摘されている.
本稿では,H.pylori除菌治療と抗菌薬との関係,マクロライド耐性菌出現の機序,問題点などについて述べてみたい.
近年,胃十二指腸潰瘍再発とHelicobacter pylori感染との関係が明確となってきた.その除菌治療において,プロトンポンプ阻害剤(PPI)と抗菌薬2剤の3剤併用療法が確立されつつあり,少ない副作用で90%に及ぶ効果的な除菌率が得られるようになっている.しかし,そのなかにおいてクラリスロマイシン(CAM)耐性菌の出現が指摘されている.
本稿では,H.pylori除菌治療と抗菌薬との関係,マクロライド耐性菌出現の機序,問題点などについて述べてみたい.
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