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今月の主題 蛋白質の活性と蛋白量 技術解説・凝固線溶系測定
t-PAの測定法
著者: 岡田清孝1 松尾理1
所属機関: 1近畿大学医学部第二生理学
ページ範囲:P.977 - P.983
文献購入ページに移動 線溶系は凝固活性化の最終産物であるフィブリンを分解し血栓を溶解する系である.この線溶能は亢進すると出血傾向に,低下すると向血栓性に傾く.血管内での線溶能を把握するのに重要な因子としてt-PAが上げられる.すなわち,急性心筋梗塞などの血栓症や出血傾向をきたした状態での線溶能を把握する際,t-PA量が判断の指標となる.本稿ではt-PAの蛋白と活性に対する測定法について述べる.
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