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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻1号

2002年01月発行

文献概要

今月の主題 テーラーメイド医療と臨床検査 総説

テーラーメイド医療と薬理ゲノミクス/インフォマティクス

著者: 田中利男1

所属機関: 1三重大学医学部薬理学教室

ページ範囲:P.9 - P.19

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 2001年2月にヒトゲノムドラフトシークエンスが出版され,薬理ゲノミクスの展開も認められた。これら一連の変化は、分子生物学からゲノムサイエンスへのパラダイムシフトを起こした。それまで分子生物学を基盤にした分子薬理学は、薬理ゲノミクスになり薬物の作用機構をゲノムワイドな理解が可能となった。さらに、薬物応答の個体差を科学として解析されつつある。特に、対象疾患が単一遺伝子疾患から多因子疾患となった現在、薬理ゲノミクスの成立は、各個人に至適化されたテラーメイド医療を実現することになる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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