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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻1号

2002年01月発行

文献概要

今月の主題 テーラーメイド医療と臨床検査 総説

遺伝子からみた高血圧の治療

著者: 杉本研1 勝谷友宏1 荻原俊男1

所属機関: 1大阪大学医学部加齢医学講座

ページ範囲:P.26 - P.30

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 動脈硬化危険因子の代表である高血圧は多因子疾患であり,遺伝因子に環境因子が加わって発症する.特に遺伝因子から高血圧の治療を考えると,高血圧候補遺伝子の解析により個々の患者の遺伝子診断を行い,その診断をもとに遺伝子多型と降圧薬の効果との関連性を考慮した薬物治療を可能にすることが高血圧のテーラーメイド治療の最終目標である.さらに遺伝子治療による根本治療も考えられる.将来これらのことを可能にするために,世界規模で日々諸研究がなされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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