文献詳細
文献概要
コーヒーブレイク
うたかたの記(1)
著者: 屋形稔1
所属機関: 1新潟大学
ページ範囲:P.1515 - P.1515
文献購入ページに移動 行く河の流れは絶えずして,しかも,もとの水にあらず.淀みに浮かぶうたかたは,かつ消えかつ結びて,久しく止まりたる例なし.世の中にある人と栖と,又かくのごとし.
方丈記の有名な序文であるが,私達の人生は,ふり返ってみるとまことにかくの如くである.若い人にとってぴんとこないかもしれないが光陰は矢の如くで,過ぎ去ってみるとすべて一場の夢で老いは誰にもたちまち訪れるものである.暫くは私も消えかつ結んだうたかた(水の泡)の1つ1つをとりあげてみようと思う.
方丈記の有名な序文であるが,私達の人生は,ふり返ってみるとまことにかくの如くである.若い人にとってぴんとこないかもしれないが光陰は矢の如くで,過ぎ去ってみるとすべて一場の夢で老いは誰にもたちまち訪れるものである.暫くは私も消えかつ結んだうたかた(水の泡)の1つ1つをとりあげてみようと思う.
掲載誌情報