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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻12号

2002年11月発行

文献概要

研究

膀胱癌治療後症例の尿細胞診と基底膜蛋白検出法の有用性に関する比較検討

著者: 星川友紀12 森谷卓也2 三浦弘守2 久住綾子23 溝呂木安希23 井上紘子23 武山淳二2 遠藤希之2 渡辺みか2 高橋とし子4 星宣次4 笹野公伸2

所属機関: 1古川市立病院検査室 2東北大学医学部附属病院病理部 3日本病理研究所 4東北大学医学部附属病院泌尿器科

ページ範囲:P.1593 - P.1596

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 TUR-Bt後の膀胱癌に対する再発チェックの目的で,尿細胞診とBTA試験の比較検討を行った.両検査の結果は72検体(66.1%)で一致していた.細胞診が疑陽性か陽性の16検体すべてに生検で癌を認めたが,BTA試験陽性は31.3%のみで,浸潤癌100%に対し非浸潤癌では8.3%と低い陽性率であった.BTA試験は細胞診に比して特異性は低いが,併用により再発癌の浸潤度に関する予測が可能と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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