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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻12号

2002年11月発行

文献概要

研究

自動免疫染色装置を用いた腎生検標本における免疫グロブリンの免疫染色

著者: 中山英喜1 堀田茂1 川島真由子1 内田啓子2 新田孝作2 湯村和子2 伊藤克己3 二瓶宏2

所属機関: 1東京女子医科大学腎臓病総合医療センター病理検査室 2東京女子医科大学第4内科 3東京女子医科大学腎臓病総合医療センター小児科

ページ範囲:P.1603 - P.1606

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 腎生検の病理診断において,凍結切片に糸球体が含まれない場合には,パラフィン切片を用いて診断しなければならない.今回われわれは,自動免疫染色装置を用いて,光顕用のパラフィン切片における免疫グロブリンの染色条件を検討した.至適酵素の種類はIgGとIgAで異なった.処理時間はIgGが16分間でIgAは32分間であり,一次抗体の種類によつて酵素および酵素処理時間を変える必要があると考えられた.よって,酵素の種類および酵素処理時間を一枚一枚,容易に設定できる自動免疫染色装置の使用は有用であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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