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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査46巻2号

2002年02月発行

雑誌目次

今月の主題 インフルエンザ―新しい知見

巻頭言

インフルエンザ―新しい知見

猪狩 淳

pp.123-124

 インフルエンザは流行性のウイルス性呼吸器感染症である.乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層が罹患し,しばしば致死的となる.

 最近では,冬季になると毎年のように新聞やテレビなどのマスコミで,老人病院や老人ホームにおけるインフルエンザ感染の集団発生とそれによる多くの高齢者の死亡が報じられている.その強い感染力により,家族内,学校,社会で健康な児童や成人が罹患し,学校生活や社会活動を一時停止させる意味からも,社会的にも,経済的にも,社会に与える影響は極めて大きい感染症といえる.

総説

インフルエンザ流行の変遷と対策

武内 可尚

pp.125-131

 インフルエンザは,この100年の間にも,スペインかぜ,アジアかぜ,ソ連かぜ,香港かぜと,A型インフルエンザウイルスの抗原の不連続変異による世界的流行を起こした.その間にも毎年流行し,大小の健康被害や祉会経済的な損害を与えている.その対策の第1は,インフルエンザワクチンを毎年接種することであり,罹患してしまった場合には,抗ウイルス薬をなるべく発症早期に投与することである.

インフルエンザウイルスの構造と遺伝子

豊田 哲也 , 原 好勇

pp.133-138

 インフルエンザウイルスはA,B,C型に分類され,なかでもA型ウイルスはこれまでに4回の世界的大流行を起こしてきた.A型ウイルスは外被に病原性を決定するHAとNAの2つの糖蛋白質とイオンチャンネルM2を持ち,M1で裏打ちされた粒子中には8本の分節型マイナス鎖RNA遺伝子とNP, RNA依存性RNAポリメラーゼからなるRNPとNS2(NEP)を持つ.3つのサブユニットPB1, PB 2, PAからなるRNAポリメラーゼはウイルス遺伝子の転写・複製を行う.

インフルエンザ発症のメカニズム

土橋 佳子 , 永武 毅

pp.139-144

 インフルエンザウイルスは表面にスパイク状のHA, NAを持つが,特にHAは病原性に深くかかわる.HA開裂活性化はウイルスの感染性獲得に必須である.内因性および外因性ウイルス活性化プロテアーゼはHA開裂活性化を促進して,その病原性を高める.

インフルエンザの発症(症状発現)には,ウイルス感染時に産生される炎症性サイトカインが関与しており,肺炎合併など重症化には,O2,NO,ONOOといったフリーラジカルが関与している.

各論

乳幼児のインフルエンザ

菅谷 憲夫

pp.145-150

 小児科領域では,インフルエンザが冬季の重要な入院の原因となり,日本では,毎年,数千人から数万人の小児がインフルエンザにより入院している.インフルエンザ入院の主体は,学童ではなく4~5歳以下の乳幼児である.インフルエンザは,外来やベッドサイドで迅速診断を実施し,抗ウイルス剤で治療する疾患となった.ワクチンも,小児では,経鼻的に噴霧して投与する弱毒生インフルエンザワクチンの導入も近い.

高齢者・ハイリスク群のインフルエンザ肺炎

鈴木 幹三

pp.151-156

 高齢者やハイリスク群の患者がインフルエンザに罹患すると肺炎を合併しやすく,インフルエンザ流行期における超過死亡の要因となっている.インフルエンザ肺炎は,原発性インフルエンザウイルス肺炎と二次性細菌性肺炎に大別され,臨床経過,病態,予後,治療法が異なる.通常は後者のことが多い.高齢者・ハイリスク群にはワクチンの予防接種が必須であり,インフルエンザを発病した場合は,抗ウイルス薬や抗菌薬を適切に使用し肺炎の予防に努めることが重要である.

インフルエンザ脳炎・脳症の疫学と発症・病態

森島 恒雄

pp.157-161

 インフルエンザ脳炎・脳症は,5歳以下の乳幼児に多発し,約30%の致命率を示す重篤な疾患である.A・香港型ウイルスの流行時に発症が多くみられる.病態としてサイトカインおよび血管内皮の障害が示され,重症例の治療法が検討されている.また,一部の解熱剤(NSAIDs)が本症の予後の悪化をもたらすと考えられる.今後,なぜわが国に多発するのかなどの国際共同研究や分子生物学的な病態解明のアプローチが必要である.

話題

人獣共通感染症としてのインフルエンザ

喜田 宏

pp.163-167

1.はじめに

 20世紀,人類は多くの感染症を克服した.1980年に痘瘡が根絶され,麻疹,ポリオや風疹も今世紀初頭に地球上から姿を消すであろう.一方,インフルエンザは,その根絶どころか効果的な予防・治療の方法さえなく,いまだに人類を苦しめている.ウイルスの抗原性が変わるうえに,新型ウイルスが出現するためである.新型ウイルスとは,過去数十年間,ヒトが経験していないヘマグルチニン(HA)またはノイラミニダーゼ(NA)亜型のインフルエンザAウイルスのことである.

 インフルエンザは地球上に最も広く分布する人獣共通感染症であり,新型ウイルスの遺伝子は動物の世界から持ち込まれることがわかった.したがって,インフルエンザは,これを根絶することは当面不可能であり,その予防と治療法を確立することによって克服すべき感染症である.動物インフルエンザのグローバルサーベイランスを展開し,これまでの後追い型ではなく,先回り型のインフルエンザ克服戦略をミレニアムプロジェクトとして開始した.

インフルエンザの迅速診断

三田村 敬子

pp.169-173

1.はじめに

 インフルエンザは臨床症状のみで診断されることが多く,確定診断や疫学調査のために血清抗体検査やウイルス分離などが行われることはあっても,細菌感染症のように病原検査をして治療を開始するということはできない状況であったが,1999年初めてインフルエンザウイルス迅速診断キットが発売され,POCテストとして急速に普及した.日常診療で,高熱などを主訴としたインフルエンザ様疾患としていわば固定的なイメージで捉えられてきたインフルエンザが,インフルエンザウイルス感染症として診断できるようになった意義は大きい.高齢者の超過死亡,施設内感染,脳炎・脳症などのインフルエンザのリスクが再認識され,抗ウイルス剤による治療が可能となった今,迅速診断のニーズはますます高まっており,それに対応して数種類の迅速診断キットが販売されるまでになった.

インフルエンザワクチンの現状と課題

森島 祐子 , 関沢 清久

pp.175-178

1.はじめに―予防接種法の改正

 2001年11月よりわが国では新たな予防接種法が施行され,インフルエンザは二類疾病(個人の発病・重症化防止及びその積み重ねとしての間接的な集団予防を図る必要がある疾病)に分類された.つまり,国が高齢者に対してインフルエンザワクチン接種を奨励し,重篤な副反応による健康被害について責任を負うことになったのである.ただし,集団予防を目的とした一類疾病(ジフテリア,百日咳,急性灰白髄炎,麻疹,風疹,日本脳炎,破傷風)に対するようなワクチン接種の努力義務はなく,あくまで個人予防という位置づけで,希望者のみに接種される.

 わが国ではかつて,学校など集団生活でのインフルエンザ蔓延が地域社会への感染拡大につながるという考え方から,1962年から勧奨接種として,1976年からは予防接種法のもとに学童中心に集団接種が行われていた.ところが,その有効性,流行抑制効果および安全性が明確でないという議論がなされるようになり,1994年の予防接種法改正において接種対象疾患から外され,以後,希望者のみが自己負担で受ける任意接種となっていた.しかし,高齢者やハイリスクグループに対するワクチン接種の有効性については世界的に数多くの報告がなされており,近年,わが国において高齢者のインフルエンザ関連死が急増したこともあって,ワクチン接種の重要性が再認識されたのである.

抗インフルエンザウイルス薬の現状と課題

鈴木 宏 , 斎藤 玲子 , 坂井 貴胤

pp.179-182

1.はじめに

 インフルエンザをめぐって大きな変革を迎えている.一時使用が極限まで減少したワクチンが,高齢者などのハイリスクグループを主な対象として復活し1~3),これまで不確実であった診断が15~30分以内にインフルエンザA型,B型を確実に診断可能となり4,5),本題でもある抗インフルエンザウイルス薬が登場してきた6~16)

 1998年末に塩酸アマンタジン(シンメトレル®),1999年末からはノイラミニダーゼ(NA)阻害剤(リレンザ®,タミフル®)が認可となり,抗ウイルス剤による予防・治療に新たな展開が示された.しかし,これらの薬剤に対する耐性ウイルスへの新たな対処も必要となり,その現状と課題について述べる.

今月の表紙 電気泳動異常パターンの解析シリーズ・2

EDTAと反応するM蛋白

藤田 清貴

pp.120-121

 良性M蛋白血症(monoclonal gammopathy ofundetermined significance;MGUS)は,慢性炎症性疾患やある種の癌などに伴って出現するM蛋白であり,骨髄腫や原発性マクログロブリン血症などで出現する悪性のM蛋白血症とは異なることが知られている.一般に,MGUSの治療はその基礎疾患に対してのみ行われ,M蛋白そのものは治療の対象とはならない.しかし,MGUSでもM蛋白が臨床検査値に直接,あるいは間接的に影響を及ぼす場合が少なくない.

 図1に51歳,男性のセルロースアセテート膜(セ・ア膜)電気泳動パターンを示す1).mid-γ位にM蛋白帯が検出され,免疫電気泳動によりIgG―μ型と同定された(図2).免疫グロブリンを定量したところ,IgGは2,010 mg/dlと軽度増加を示したが,IgA, IgMは減少傾向を認めないことからMGUSと診断された.本症例は難治性の結核性胸膜炎で開胸手術を受けたが,術前術後ともに白血球数が30,000/μ1もあることから紹介され来院した患者である.来院時の主な検査成績では貧血は認められなかったが,目視法とEDTAを添加せず採血した直後の白血球数は4,800/μlと同一であるのに対し,EDTA採血では52,300/μlと異常増多現象が観察された.また,EDTA採血では血小板数の若干の増多が観察されたが,赤血球数とヘモグロビン濃度にはほとんど差を認めなかった.

コーヒーブレイク

ラッコのうた

屋形 稔

pp.174

 外歩きをしない時は家でテレビを眺めることが多い.ふんぞり返って足を投げ出して煎餅を齧ったりする.家内は水族館で腹の上にものをのせて食べるラッコの図に似ているところから,ラッコと軽蔑したように言う.こちらはメディアの見せる様々な出来事にますます腹がふくれて嫌味を吐き出さないと胸がつかえるような生理的欲求に時々駆られる.

 1つは,何回かこの欄にも書いた大相撲(「岡目八目」44巻6号など)のことである.1年半くらい前横綱,大関4人で固めた大きな部屋の面々が揃いも揃ってユルフンなのに憤慨して親方の指示でないかと疑った.誰もあまり触れないのにヤキモキしていたら,その中でも極端な武双山と対戦した貴乃花は,とったまわしをズルズルと肩位まで伸ばされ大怪我をする破目になった.この時もきちんとみっともなさを指摘したのは元横綱北の富士くらいである.

シリーズ最新医学講座―免疫機能検査・14

肝移植後の拒絶反応の検査

伊藤 孝司 , 木内 哲也 , 横井 暁子 , 笠原 群生 , 田中 紘一

pp.185-189

はじめに

 臨床肝移植での免疫抑制療法は,1960年代の,ステロイド,アザチオプリンの時代から,1970年代後半に開発されたシクロスポリンの登場により,拒絶反応の多くがコントロールが可能となるところまで飛躍的な進歩をみせた1).筆者らの施設においては1990年から生体肝移植治療を開始し,平成13年10月までに脳死肝移植を含めて750例の症例を行っているが,なお,拒絶反応の頻度自体は小さくはなく,免疫抑制や他の因子に伴う易感染の問題,薬剤自体の副作用の問題のほか,難治性の拒絶反応でグラフトが失われる症例も存在する2)

 本稿では,当施設にてわれわれが日常行っている移植後の検査のなかから,拒絶反応の診断に関連する検査について述べ,また症例を提示しながら臨床的な拒絶反応について概説する.

トピックス

顕微鏡写真における市販デジタルカメラの利用法

阿倉 薫 , 畠中 光恵 , 中条 俊一 , 中村 慎一郎

pp.191-193

1.はじめに

 コンピューターの発達に伴い,データ保存の面でアナログからデジタルへの流れが起こり,検査室でも大部分がデジタル化された.そのなかで,医学写真の分野はやや遅れていたが,画像処理技術の進歩と,高性能のデジタルカメラ(デジカメ)の出現によってここ数年大きく変貌をとげた.なかでも,市販のデジカメの一部に顕微鏡写真の撮影が可能な機種があり,手軽に顕微鏡写真が撮影できるようになった1~4).今回は,顕微鏡写真の撮影が可能な市販のデジカメの検査室での利用法と注意点について述べる.

胃癌の術中腹腔内洗浄細胞診ガイドライン

広岡 保明 , 貝原 信明

pp.194-197

1.はじめに

 胃癌における最も重要な再発形式である腹膜再発を予測する目的で,術中腹腔内洗浄細胞診(以下,CYと略す)による腹腔内遊離癌細胞の検出・同定が始められた.その後,第70回日本胃癌学会総会コンセンサスミーティング)1)においてCYを多施設で検討したところ,図1のごとく開腹時にP0(腹膜播種陰性)でCY 1(CY陽性)症例の予後はP1(腹膜播種陽性)症例の予後に匹敵するぐらい不良であることが判明し,「CYは胃癌患者の予後規定因子の1つである」,というコンセンサスが得られた.その結果,CYは胃癌取扱い規約第13版2)(1999年6月発行)に採り入れられ,CY 1症例はすべて進行度(Stage) IVとなった.しかしながら,本邦すべての施設においてCY検査に精通しているわけではなく,その取り扱いに多少の混乱があったことは否めない.そこで,CYの検体処理法,細胞判定法,結果の報告様式を中心に日本臨床細胞学会としての統一性を図るため,胃癌の術中腹腔内洗浄細胞診ガイドライン3)(2001年1月)が作成された.

 本稿では,ガイドラインの内容と問題点および今後の課題について概説する.

和漢薬による薬物性肝障害―検査室診断の問題と将来

小方 則夫

pp.197-200

1.はじめに

 新しい薬剤が続々と臨床応用されるにつれて,薬物による肝障害も増加し時には社会的問題となる.和漢薬は西洋薬に比べて肝障害をはじめとする副作用は少ないとする認識が一般的である1).しかしながら,多種類の和漢薬についてそれぞれ少数例ずっながらも薬物性肝障害が報告され,なかには重症例もあることは注意を要する2)

 現在の世界的な薬物性肝障害診断指針の妥当性の論議ならびに肝臓における薬物代謝の分子機構の知見をもとに,和漢薬による薬物性肝障害の検査室診断の問題と将来について概観したい.

ミトコンドリア病の分子機序

康 東天

pp.201-204

1.はじめに

 最も主要なミトコンドリアの機能は電子伝達系による好気的ATP産生であるが,ミトコンドリア機能は脂肪酸酸化,燐脂質合成,ヘムの合成,ステロイドホルモンの合成,さらにはアポトーシスの制御まで実際は多岐にわたる.どの機能の低下による病態も広義にはミトコンドリア病といえるが,一般的には電子伝達系機能不全とその結果起こるエネルギー産生能低下に基づく病態(乳酸血症,神経・筋の機能低下など)を指す.この場合,その多くはミトコンドリアゲノムの異常に起因する.最近,この狭義のミトコンドリア病に関連する遺伝子が次々と発見されて,ミトコンドリア病の分子機序ひいてはミトコンドリアゲノムの障害と維持機構に関する理解が急速に進んでいる1)

アレルギーの病態における遺伝子発現変化

安永 晋一郎 , 出原 賢治

pp.205-207

1.はじめに

 主に免疫系の細胞により産生される生理活性物質であるサイトカインは,産生細胞自身もしくは近傍にある標的細胞上の特異的レセプターに結合することによりシグナルを細胞内に伝達し,最終的には種々の遺伝子の転写調節を行うことで,その生理作用を発現している.様々なアレルギー疾患における炎症局所に浸潤が認められるTh 2型ヘルパーT細胞(Th 2細胞)の分泌するTh 2型サイトサイン(IL-4, IL-5, IL-9, IL-10, IL-13)は,アレルギーの病態形成において中心的な役割を果たすと考えられている1).なかでもIL-4およびIL-13は,遺伝子欠損マウスなどの研究からアレルギー疾患発症に重要であることが明らかとなっている。これら2つのTh 2サイトカインは,後述するように一部共有のレセプターコンポーネントとシグナル伝達経路をもつため,類似した生物活性を示すサイトカインであることが知られている.そこで筆者らは,IL-4およびIL-13刺激により発現が変化する遺伝子群がアレルギーの病態に重要と考え,それらを網羅的に同定するためDNAマイクロアレイ(DNAチップ)を用いてIL-4やIL-13刺激下の様々な組織由来の細胞に対して遺伝子発現モニタリングを行った.本稿ではIL-4およびIL-13のレセプター構造およびシグナル伝達機構について概説し,DNAチップ解析によって得られた最新の知見を紹介したい.

質疑&応答 微生物

消毒薬と耐性菌

K生 , 仲川 義人

pp.209-212

 Q 消毒薬に耐性を示す菌の耐性機構をお教え下さい.また,消毒薬は通常,70~80%のアルコールを使用しますが,なぜ100%アルコール,30%アルコールでは消毒薬にならないのかにつきましても,併せてお教え下さい.

研究

全血検体にて測定できる抗HTLV-1抗体検査キット

山口 一成 , 米村 雄士 , 岡部 紘明

pp.215-220

 HTLV-Iの関連抗原に対する抗体検査にはゼラチン凝集法(PA法),酵素免疫測定法(EIA法),間接蛍光抗体法(IF法),ウェスタンブロット法(WB法)などがあり,HTLV-Iの関連疾患の診断,輸血による感染や母子感染を防止する目的で多くの施設で実施されている.今回,シスメックス社より新たに開発されたcounting immunoassay(CIA)法を原理とした抗HTLV-I抗体検出キットの性能について全血を用いて検討した.血漿を用いたEIA法,PA法との一致率(相関性),経日安定性試験も良好であり,スクリーニング試薬として十分な性能を有すると考えられた.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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バックナンバー

64巻12号(2020年12月発行)

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今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

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64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

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今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

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59巻13号(2015年12月発行)

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59巻11号(2015年10月発行)

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59巻5号(2015年5月発行)

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59巻3号(2015年3月発行)

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59巻1号(2015年1月発行)

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58巻12号(2014年11月発行)

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58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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