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今月の主題 HBV・HCV検査法の新しい動向―標準化に向けて 総説
HCV関連マーカー測定法の進歩
著者: 田中榮司1
所属機関: 1信州大学医学部第二内科
ページ範囲:P.243 - P.250
文献購入ページに移動 1989年にHCVが発見されてから,HCV関連マーカーの検査は長足の進歩を遂げた.HCV抗体は主にHCV感染のスクリーニングに用いられる.第一世代での検出率は不十分であったが,第二世代,第三世代では特異性,感度ともに満足できるものとなった.HCV遺伝子型とウイルス量は主にインターフェロン治療効果の予測に用いられる.それぞれ,優れた検査方法が開発されており,特徴を理解した使い分けが必要である.これらHCV関連マーカーの開発によりC型肝炎の臨床は大きく進歩した.
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