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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻3号

2002年03月発行

文献概要

今月の主題 HBV・HCV検査法の新しい動向―標準化に向けて 技術解説―測定法の限界と検査の進め方

HBV検査―半定量法と定量法の扱い方

著者: 米田孝司1 片山善章2

所属機関: 1国立循環器病センター臨床検査部・免疫血清・遺伝子検査 2国立循環器病センター臨床検査部

ページ範囲:P.251 - P.257

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 半定量法が汎用されているのはRPHA法であり,目視法であるため,凝集像の読み方や術式も個人差が生じやすく,非特異反応を認める問題点がある.問題点を回避するためには,操作法や判定像を統一させたり,吸収試験により非特異物質を除去し凝集抑制試験を実施する.定量法で汎用されているのは高感度EIA法であり,卓上型から大型全自動装置まで種々あるが,標準化されていないので単位なども異なる.それら機器および試薬の特性を理解し施設に合った運用をすることが重要である.さらに,HBV関連の疾患別診断マーカーの使い方を十分理解して検査マニュアルを作成する.その結果,不明な異常データが生じたときは臨床医と相談して解析する必要がある.今回,これらを進めるために必要な内容を概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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