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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻3号

2002年03月発行

文献概要

資料

迅速血沈測定新装置(長瀬)の基礎的・臨床的評価

著者: 冨永博1 風呂田晃2 津田泉1 巽典之1 田渕倫美3

所属機関: 1大阪市立大学医学部臨床検査医学 2みどり健康管理センター 3長瀬産業株式会社

ページ範囲:P.331 - P.336

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 赤血球沈降速度は炎症マーカーの1つであり,日本では古くより慢性炎症性疾患,リウマチなど膠原病疾患,結核などの診断に用いられている.赤沈は赤血球の濃度や形態,フィブリノゲンやγグロブリンなどの血漿蛋白の影響を受け,疾病におけるそれら影響因子の増減を間接的に表現する.この検査は操作法が非常に簡便で,安価である.しかし,多量の血液を必要とし,測定時間が1,2時間と長く,血液に触れることより感染の危険性があるなどの欠点もある.また赤沈管の垂直固定や,測定温度などの環境因子にも左右される.これらの欠点を是正し,沈降状態をグラフで表現するという新たな機能を検討評価した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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