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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻4号

2002年04月発行

文献概要

今月の主題 再生医療と幹細胞 総説

再生医学のなかでの材料学と要求される試験

著者: 田畑泰彦1

所属機関: 1京都大学再生医科学研究所生体組織工学研究部門生体材料学分野

ページ範囲:P.358 - P.366

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 細胞を利用することによって,自己のもつ自然治癒力を高め,生体組織の再生あるいは臓器機能の代替を行う試みが再生医学である.これが医療応用できれば,人工臓器を用いた再建外科治療あるいは他人の臓器に依存した臓器移植に続く第3の治療法となる.再生医学に必要なものは細胞,細胞の足場,および細胞増殖因子であるが,これらのいずれの要素にも生体材料が不可欠である.本稿では,再生医学における生体材料の役割とその試験法について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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