icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻5号

2002年05月発行

文献概要

今月の主題 筋疾患 総説

横紋筋融解症―薬物誘発性を中心に

著者: 菊地博達1

所属機関: 1東邦大学医学部麻酔科学第一講座

ページ範囲:P.495 - P.501

文献購入ページに移動
 ミオグロビン尿症と同意語である横紋筋融解症は種々の原因で発症する.筋疾患を扱う分野以外で,多くの医師にとって薬物誘発性横紋筋融解症は大きな問題である.特に高脂血症治療薬での本症発生が注目を集めている.また,揮発性吸入麻酔薬で発症する悪性高熱症もその本体は横紋筋融解である.その背景にある骨格筋疾患と本症発生について,骨格筋の細胞内カルシウム・イオン動態の機能障害の観点から解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?