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今月の主題 筋疾患 技術解説
筋生検―適応,方法,組織化学
著者: 西野一三1
所属機関: 1国立精神・神経センター神経研究所疾病研究第一部
ページ範囲:P.503 - P.508
文献購入ページに移動 筋生検は,筋疾患の診断を目的として行われる.光学顕微鏡レベルの病理標本用には,検体は新鮮凍結して固定される.筋組織学の組織化学染色は,他の組織の病理とは異なる独自の発展を遂げてきており,酵素活性に基づく染色法が発達しているからである.組織標本の作製は,人工産物との戦いであり,大部分の人工産物が凍結固定時と運搬時に形成される.これらの人工産物により,組織診断が不可能になることが多いので,検体の処理には細心の注意が必要である.
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