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今月の主題 筋疾患 技術解説
筋疾患の電気生理学的検査
著者: 園生雅弘1
所属機関: 1帝京大学医学部神経内科
ページ範囲:P.523 - P.529
文献購入ページに移動 同芯針筋電図が筋疾患における電気生理検査の代表であるが,その第一の役割は筋原性であることの診断である.これには,筋力低下のある筋で弱収縮でも容易に干渉波を形成する所見が,最も確かな手がかりとなる.個々のMUPについては,筋原性でも肥大線維や様々な機序によるlocalgroupingによって高振幅や巨大MUPが出現し得る.線維自発電位などの安静時活動の出現の有無によって,筋疾患をある程度分類することが可能である.
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