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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻5号

2002年05月発行

文献概要

トピックス

データマイニング手法と医療過誤

著者: 松岡喜美子1 横山茂樹2

所属機関: 1大阪府立病院臨床検査科微生物 2高電工業株式会社インフォメディカル事業部

ページ範囲:P.573 - P.577

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1.はじめに
 医療技術は急速に発展し,その結果,治療法や臨床検査も的確になり,内容も複雑となった結果,「ニアミス」発生のリスクも増加しているともいえる.
 医療現場で発生した事故は医療事故といわれ,最近は,医療事故についてよく報道されるようになった.全日本大学高専教職員組合病院協議会の調査結果によると,国立大学病院看護町職員の93%が,医療ミスやニアミスを経験している.また,全日本医学生自治会連合会の全国調査では,大学病院研修医の8割は1人で診療しており,そのうち9割が医療ミスを起こすのではないかという「不安」を抱いているという.これらの報告が示すように,医療事故は,医療従事者のすべてに発生する可能性がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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