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今月の主題 C反応性蛋白 技術解説
CRP測定の誤差評価法
著者: 桑克彦1
所属機関: 1筑波大学医療技術短期大学部
ページ範囲:P.982 - P.988
文献購入ページに移動 CRPの測定は従来の急性炎症時のモニタリング以外に,動脈硬化症などの慢性炎症時のマーカーとしても測定される.なかでも冠動脈疾患の予知因子としての測定には,高感度測定法が必須であり,CRP濃度0.1mg/dl付近でCV3%以下の測定精度および検出限界が0.015mg/dl以下が条件となっている.したがって,測定の特性としては,検出限界,正確さ,ポイント誤差評価が重要である。CRP測定では基準測定体系が設定されることから,正確さに関する評価が容易である.
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