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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻9号

2002年09月発行

文献概要

今月の主題 C反応性蛋白 話題

高感度測定法による新生児感染症モニタリング

著者: 嶋田優美1 湊通嘉1 原田研介1

所属機関: 1日本大学医学部小児科

ページ範囲:P.1003 - P.1008

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1.はじめに
 新生児の感染徴候の特徴は,主として臨床症状の変化,not doing wellから診断されることが多い.このようなことは特に極低出生体重児で顕著である.新生児科・小児科医にとって感染症を早期に発見し,早期に治療を開始することにより,重症化を予防し,予後を改善することが可能になる.
 C反応性蛋白(CRP)は,新生児においても炎症反応を評価する重要なマーカーである1~3).しかしながら,極低出生体重児,超低出生体重児では,感染症が疑診されているにもかかわらずCRPの上昇が認められない場合にしばしば遭遇する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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