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文献詳細

雑誌文献

臨床検査46巻9号

2002年09月発行

文献概要

研究

術中迅速腹腔細胞診―標本作製法および検索法に関する検討

著者: 羽原利幸1 森谷卓也2 森谷恭子1 藤村紀行1 櫛田あけみ1 小池秀爾3

所属機関: 1公立学校共済組合中国中央病院臨床検査科 2東北大学医学部附属病院病理部 3小池病院

ページ範囲:P.1041 - P.1044

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 消化器癌200例の術中迅速腹腔細胞診における標本作製法や検索法にっいて検討した.集細胞法と末梢血液式塗抹法の精度に差はないが,集細胞法ではより迅速な報告が可能であった.術後追加標本の検索により6.6%の症例で,見直し鏡検により3.5%の症例で,それぞれ診断変更が必要であった.術中は時間の制約から2~3枚の鏡検が適当であるが,術後追加標本の検索は診断精度向上のためにも有意義だと思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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