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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻1号

2003年01月発行

文献概要

今月の主題 緊急検査 総論

緊急検査法の変遷

著者: 関口光夫1

所属機関: 1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部

ページ範囲:P.13 - P.21

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〔SUMMARY〕 約40年前の緊急検査は,電解質と白血球数検査が中心で,項目数も少なく貧弱であった.1975年(昭和50年)代には,単項目から6項目程度の測定装置が登場し活躍するようになった.一方,測定試薬系は強酸,強アルカリの試薬系で加熱処理を必要とするような反応系から,温和な試薬で短時間に測定可能な酵素的測定法の開発が進み,緊急検査への適用が容易となった.1980年(昭和55年)代以降は,緊急割り込みや検査項目が任意に選択できる緊急検査向けの機能を意識した装置が登場し,迅速性が増した.さらに,検査依頼の発生源入力が可能なコンピュータシステムの普及も相まって緊急検査への総合的な対応に大きく貢献している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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