文献詳細
文献概要
今月の主題 緊急検査 話題
緊急検査(輸血検査も含む)と勤務体制
著者: 眞重文子1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.63 - P.65
文献購入ページに移動 1.はじめに
1996年の秋,米国を代表する4つの病院を見学することができた.4病院とも,検査室は,臨床化学・臨床血液検査室,細菌検査室,輸血検査室に分かれており,検査室毎の24時間,週7日のワークシフト(交替制勤務)が敷かれていた.その内の1つの救急病院に小さな緊急検査室があったが,ほかの3病院では,“24時間稼働しているラボが50メートルのところ(外来や病棟から)にあるので緊急検査室は必要ない”ということで緊急検査室はなかった.当時,東京大学医学部附属病院では,輸血検査の24時間体制を整えるべく悪戦苦闘していたので,米国の24時間体制の充実振りには感動したものだ.しかし,日本でも,ここ数年ほとんどの病院で緊急検査に加えて,技師による輸血検査の24時間体制が整えられ,臨床検査技師の本来の役目を担えるようになっている.
1996年の秋,米国を代表する4つの病院を見学することができた.4病院とも,検査室は,臨床化学・臨床血液検査室,細菌検査室,輸血検査室に分かれており,検査室毎の24時間,週7日のワークシフト(交替制勤務)が敷かれていた.その内の1つの救急病院に小さな緊急検査室があったが,ほかの3病院では,“24時間稼働しているラボが50メートルのところ(外来や病棟から)にあるので緊急検査室は必要ない”ということで緊急検査室はなかった.当時,東京大学医学部附属病院では,輸血検査の24時間体制を整えるべく悪戦苦闘していたので,米国の24時間体制の充実振りには感動したものだ.しかし,日本でも,ここ数年ほとんどの病院で緊急検査に加えて,技師による輸血検査の24時間体制が整えられ,臨床検査技師の本来の役目を担えるようになっている.
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