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今月の主題 緊急検査 話題
緊急検査機器開発の戦略―Micro Slide Technologyから次世代システムの開発
著者: 樋渡亮二1 成瀬美華1 平井智子1 古坊孝志1
所属機関: 1オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス(株) Vitros clinical Chemistry マーケティング
ページ範囲:P.75 - P.80
文献購入ページに移動わが国における臨床検査の自動化は1957年に臨床化学検査のための自動分析装置Auto Analyzer(当時の米国テクニコン社)が導入されたのが始まりである.このAuto Analyzerは当時のテクニコン社の商標であるが,わが国においては自動分析装置の代名詞的に表現されるほど画期的な装置であった.そして1960年以降における,臨床化学検査分野の発展に大きく貢献し,世界的な臨床化学検査の自動分析装置開発のきっかけとなった.したがって,現在では多種多様の自動分析装置の機種が開発・利用されている.そのような変遷の中で緊急検査に対応できる自動分析装置は,歴史的にどのような機器が利用されていたのだろうか.
今回,特に臨床化学検査の緊急検査機器について,その具備条件,機器の変遷および主に緊急検査機器として利用さているジョンソン&ジョンソン社(J&J)のDry Reagent Chemistry方式(以下ドライケミストリー)であるビトロスの緊急検査機器としての開発目的と特徴,次世代ビトロスのコンセプトについて言及する.
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