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今月の主題 イムノアッセイ 総論
イムノアッセイの測定原理とその特徴
著者: 前川真人1
所属機関: 1浜松医科大学医学部臨床検査医学
ページ範囲:P.1611 - P.1618
文献購入ページに移動〔SUMMARY〕 臨床検査領域でのイムノアッセイ系について解説し,それらを応用した自動分析機器の測定原理についても記述した.光散乱を光学的に検出する定量分析法としての比濁法,比朧法,ラテックス凝集法と,RIA/EIAのような標識物質を検出する高感度イムノアッセイとして,蛍光イムノアッセイ,化学発光イムノアッセイ,さらに電気化学発光法がある.前者は均一系の測定であり,後者はB/F分離を行う不均一系が主流である.不均一系では特に,標識物質の種類,固相法,標識法などがそれぞれ工夫されている.〔臨床検査 47:1611-1618,2003〕
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