icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻2号

2003年02月発行

文献概要

今月の主題 病原微生物の迅速検査 総論

微生物迅速検査の活用

著者: 栁原克紀1

所属機関: 1長崎大学医学部第2内科

ページ範囲:P.127 - P.135

文献購入ページに移動
〔SUMMARY〕 原因微生物を推定し,最も適した抗菌薬を選択することが抗菌化学療法の基本である.また,感染症に対する治療は,早期に開始するほど予後が良いことが知られており,原因微生物を迅速に推定することは重要である.原因微生物の迅速検査としては,塗抹染色,抗原検出,遺伝子診断などが行われている.呼吸器感染症において喀痰のグラム染色は極めて有用な検査である.また,喀痰,尿,血液からの各種抗原検出法や遺伝子診断は,近年大きく進歩した.抗酸菌の迅速培養検査であるMGITも臨床応用され,微生物の迅速検査は感染症の診療に大きく貢献している〔臨床検査 47:127-135,2003〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?