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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻2号

2003年02月発行

文献概要

今月の主題 病原微生物の迅速検査 各論 消化管感染症起因菌の迅速検査

クロストリディウム・ディフィシル毒素

著者: 加藤はる1

所属機関: 1国立感染症研究所細菌第二部

ページ範囲:P.169 - P.174

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〔SUMMARY〕 Clostridium difficile関連下痢症/腸炎の細菌学的検査には,糞便検体中の毒素検出および毒素産生性C. difficileの分離培養がある.現在日本では,糞便中の毒素検出にはモノクロナール抗体を用いた酵素免疫法によるtoxin A検出キットが利用でき,施行が簡便かつ迅速であるが,感度が高くないことと,toxin A陰性toxin B陽性菌株が検出されないこと,院内感染が疑われた際には疫学的調査に菌株が必要であることから,毒素産生性C. difficileの分離培養を並行して行うことが必要である.〔臨床検査 47:169-174,2003〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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