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文献概要
今月の主題 病原微生物の迅速検査 話題
ブドウ球菌ペニシリン結合蛋白2'(PBP2')の迅速検出
著者: 中臣康雄1
所属機関: 1デンカ生検株式会社生物試薬製造部二課
ページ範囲:P.193 - P.196
文献購入ページに移動1. はじめに
これまで日常の細菌学的検査におけるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の判定には,オキサシリン(MPIPC)やセフチゾキシム(CXZ)を用いた薬剤感受性試験が広く用いられているが,培養法のため翌日まで判定を待たなければならず,また,用いる薬剤,試験方法,手技などによりしばしば判定が変動し混乱を来たすこともあった.
本稿では,MRSAの多剤耐性機構の本態であるペニシリン結合蛋白2'(PBP2')の検出によるMRSA判定法と,PBP2'検出用スライドラテックス凝集試薬について述べる.
これまで日常の細菌学的検査におけるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の判定には,オキサシリン(MPIPC)やセフチゾキシム(CXZ)を用いた薬剤感受性試験が広く用いられているが,培養法のため翌日まで判定を待たなければならず,また,用いる薬剤,試験方法,手技などによりしばしば判定が変動し混乱を来たすこともあった.
本稿では,MRSAの多剤耐性機構の本態であるペニシリン結合蛋白2'(PBP2')の検出によるMRSA判定法と,PBP2'検出用スライドラテックス凝集試薬について述べる.
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