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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻2号

2003年02月発行

文献概要

トピックス

乳癌のHER-2免疫組織化学的検査法―ハーセプテスト

著者: 黒住昌史1 松井武寿2 小林康人2

所属機関: 1埼玉県立がんセンター病理科 2埼玉県立がんセンター検査技術部

ページ範囲:P.220 - P.223

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 1.はじめに

 2001年からわが国においてもHER-2に対するモノクローナル抗体であるトラスツズマブ(ハーセプチン)を用いる抗体療法が,乳癌の新しい薬物療法として行われるようになった.この薬剤を使用するためには乳癌組織におけるHER-2過剰発現の有無を検査することが必須であり,その検査法としてハーセプテストが広く用いられている.本稿では乳癌におけるHER-2蛋白過剰発現の検査法であるハーセプテストの実際と問題点を中心に述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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