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今月の主題 樹状細胞 各論
樹状細胞の機能評価法
著者: 高橋強志1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院輸血部
ページ範囲:P.281 - P.286
文献購入ページに移動〔SUMMARY〕 樹状細胞は,その分化,成熟に伴って機能および細胞表面抗原が変化していく.したがって,作製された樹状細胞の機能は細胞表面マーカーを調べることでおおよそ類推することができる.癌に対する免疫療法として臨床応用する場合,腫瘍サイズあるいは腫瘍マーカーが減少するなどの臨床効果が認められればよいが,そうでない場合は期待した免疫反応が誘導されているか否かの確認をする必要がある.この場合,ELISPOT法,HLAテトラマー法,DTH法などが用いられる.〔臨床検査 47:281-286,2003〕
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